プリントの種類
カッティングシート
文字やロゴマークをきれいにプリント
カッティングシート
あらかじめ決まった色の圧着シートをカットしてプリントする方法で版代がかかりません。
少ない枚数から安く短時間で仕上げることができます。仕上がりはシルク印刷よりもエッジが綺麗に仕上がります。
サッカーやバスケットボールのユニフォームにゼッケンや個人名を入れる場合などはこの方法でプリントします。
また、例えば赤いTシャツにシルクスクリーン印刷で白のプリントをした場合、日が経つと白いインクが
赤く染まってきてしまいますがカッティング圧着プリントの場合、これを防止する事ができます。
長所 1着からOK! 版代不要!!
- ・シルクスクリーン印刷と比べ、版をおこす必要がないため1枚からでも 比較的に安く仕上る事が可能です。
- ・納期が短い場合には最適です。
- ・シルクスクリーン印刷では、加工しにくい、撥水性のジャンパーや、中綿の入ったジャンパーなどにもプリントできます。仕上がりが美しく仕上がります。
- ・ジャンパー等にプリントの場合、希望に応じてドライクリーニング対応用のシートでプリント致します。
短所 指定色、グラデーションが使えません
- ・シートをカットして圧着プリントするため、色見本以外の色ではプリントできません。
- ・カッティングマシーンでカットできないような、細かい文字や、1mm以下の細い線など複雑なデザインは加工できません。
- ・プリント枚数が多いものには、コスト面から考えると不向きです。
- ・グラデーションのプリントはできません。
転写プリント
写真やイラストのプリントに最適
レーザー転写プリント
原稿をそのまま出力して転写プリントする方法です。
写真、イラスト、ロゴマークなど好きな画像でデザインすることができます。
白地には生地の風合いを損なわずに、オリジナルの色表現をそのまま転写してできます。
色地素材の場合はホワイトベースの上に転写する形となりますので、転写部分が多少ゴワゴワした感触になり、どちらかといえば厚手の素材向きになります。 ※PCモニター上と製品で色味に若干の差が出る場合があります。
長所 1着からOK! 版代不要!!
- ・カラーコピー転写プリントでは版は作りませんのでスクリーン印刷のような版代は一切かかりません。
- ・写真や原稿があれば、1枚から安価ですぐにプリントできます。
- ・手書きのイラスト等の雰囲気をそのまま転写プリントできます。
- ・プリントのためにデータを用意する必要がありません。
- ・直接イラストや写真を使用できます。
短所 A3サイズ以下のプリント
- ・色表現が、カラーコピーで表現できる範囲内で、若干原稿の色と異なる場合があります。
- ・基本的にはA3サイズ以上の転写プリントはできません。
- ・他のプリント方法と比べ、若干洗濯耐久性が低いです。
- ・濃色生地への転写プリントの場合、複雑なデザインは、まわりに生地との同色の枠が残ってしまう場合があります。
- ・100枚以上のプリントの場合、出力機の特性上1枚目と100枚目では、出力した色が若干変わる事もあります。
ラバーシート
カラーデザインを高品質にプリント・カット
フルカラーラバーシート
色数に関係なく、特殊なシートに出力しそのままデザインに添ってコンピュータでカッティングします。色落ちはほとんどなく、耐洗濯性は抜群です。ナイロン製品にもフルカラーで1枚からプリントできます。 カラーコピー転写よりも、大きいサイズのプリントができ、どの色を何色使ってもコストはほとんど変わりません。 またシルクスクリーン印刷と違って版代もかかりません。早く安く仕上げる事ができ、クオリティはどの方法と比べても 全く引けを取りません。 ※PCモニター上と製品で色味に若干の差が出る場合があります。
長所 1着からOK! 版代不要!!
- ・カラーコピーシルクスクリーン印刷では必要な版代も、この方法では版代はかかりません。
- ・色数は何色使っても値段は変わりません。
- ・撥水性のジャンパーや、中綿の入ったジャンパーなどにもフルカラーでプリントできます。
- ・水着プリント、レオタードプリント等伸縮性のある生地へのプリントも可能です。
- ・レーザー転写よりも出力品質が高いため色の表現の幅も広いです。
短所 金属色、蛍光色は使えません
- ・カラーコピー金色や銀色など金属色や蛍光色のプリントはできません。
- ・1mm以下の細い線など複雑なデザインは加工できない場合があります。
昇華
写真やCGなどの詳細な画像がきれい
昇華プリント
昇華インクを使って転写紙などに印刷した紙に高温の熱をかける事で、インクが気化し繊維に色を浸透させる独特に加工方法です。粒子の細かいインクが繊維に染めこむため特に写真やCGなどが特にきれいに印刷できるのが特徴です。
ただし素材は白生地のポリエステルが入った素材に限定され、綿製品には向きません。
昇華インクの昇華(気化する)温度は高温で190度~210度ほどの高温をかけますので、混紡素材の場合は生地を傷める場合があります。※PCモニターや環境によって見え方が多少異なる場合があります。
長所 グラデーションが美しい!!
- ・生地に色が浸透するためプリントの違和感が全くありません。
- ・写真画像、グラデーションなどではどの加工方法よりも美しくプリントできます。
- ・プリントのはがれや色落ちなどは一切ありません。
- ・伸縮にも強く通気性もありプリント面がひび割れする事はありません。
短所 素材が限定されます
- ・カラーコピー白のポリエステル素材に限定され、綿製品にはプリントできません。
- ・長時間の紫外線にあたると色あせしやすいです。